今年もゆめをつなげよう。「ゆめロード2023」〜制作〜
そして今年も、夏の海水浴シーズンに向けて、平田木材店さんと和田小学校4年生たちの新しい「ゆめロード」制作が和田公民館で行われました。
まずは板をビス留めし、やすりで磨きます。
ある生徒が「裸足で歩いても痛くないように!赤ちゃんとか、おじいちゃんとか、障害のある人の気持ちになって歩いてみて!」と言っていました。
生徒たちは事前に授業でブルーフラッグやSDGsなどを学んでから、ゆめロードの制作にのぞんでいます。生徒たちの学びの深さがよくわかる言葉ですね。
次に、絵を描く前の下地を塗ります。今回用意された塗料は、ひまわり油・大豆油・アザミ油といった植物油などでできた、環境に配慮した製品です。有害な化学物質が含まれないため、匂いもやさしめ。(生徒たちは鼻をつまんでいましたが。笑)
次はいよいよ絵を描きます。今年は各班でデザインを決めてきたのだとか。それぞれの班で協力しながら、板面にブルーフラッグや、SDGsの文字、魚や虹を描いていきます。
みんな思い切りがよく、大胆に絵を描いていくので、見ていて気持ちがいい。和田公民館の館長も「汚さんといてくれよ〜。」とヒヤヒヤしながらも、あたたかく見守ってくれていました。
そしてなんとか完成。設置は後日となりました。いったいどんなゆめロードになるでしょうか。
今年もゆめをつなげよう。「ゆめロード2023」〜設置・完成〜
設置の日がやって来ました。雨予報でしたが、いいお天気。まずは昨年作った、先輩たちの板をつなげます。
そして、自分達が作った板には「ゆめロード」の焼印を押し、先輩たちのつくった板とつながるように設置していきます。
どんどんカラフルに、にぎやかになってきました。側で見ていた浜茶屋のご主人は、「せっかく描いた絵を踏むのが申し訳ないけど、子どもたちの作ったものが浜にあるってだけで元気が出るわ!」とおっしゃっていました。
最後に、安全に歩けるかどうか確認して…完成!暑い中、みんな頑張りました。今年も新たな想いがつながって、海に向かってまっすぐ伸びています。
最後に先生が「自分達だけでは絶対にできません!たくさんの人が関わってくださったから、完成できました。感謝の気持ちを忘れずに!」とおっしゃった後、生徒たちも「ありがとうございました!」と元気よく挨拶して帰って行きました。
子どもたちと一緒にゆめロード制作を行っている平田木材店の平田さんも「海辺の町、そしてブルーフラッグを取得した若狭和田ビーチを有する高浜町だからこそ実現する特別な学び。地域の未来を考えるきっかけになってほしい。」そうおっしゃっていました。
和田ビーチに遊びに来てくれる人たちの役に立つように。和田ビーチに来て良かったと思ってもらえるように。そんな和田小学校の生徒たちの想いがこもった「ゆめロード」。若狭和田ビーチへ遊びにきた際には、ぜひ歩いてみてくださいね。