2023.6.26

未来に、かがやけ。高浜町の子育てパンフレット『みらい』が完成しました。


このたび、高浜町の子育て施策や支援制度などをまとめたパンフレット『みらい』が完成しました。

 

この『みらい』は、以前、ピン!トでも紹介した町の教育施策をまとめたパンフレット『まなび』の後続的なパンフレットで、『まなび』と同様に子どもたちの写真が掲載されていたり、支援制度などをイラストで説明するなど、すべての情報をわかりやすく伝えるパンフレットとして製作されています。

 

 

『みらい』というタイトルは、高浜町で暮らす子どもたちが、保育所・こども園でのさまざまな体験を通して、また地域の人や豊かな自然との関わりから“未来“に必要な力を育んでほしい…そんな想いが込められています。

 

 

あたたかなオレンジ色の表紙の真ん中には「未来に、かがやけ」という一言。これは子どもたちの未来が輝いてほしいとの願いはもちろん、お父さん、お母さん、ご家族の皆さんにも子育てに喜びを見出して輝いてほしい。そのために「子育てって楽しい!」と思ってもらえるような町にしていきたいという、高浜町と保育従事者たちの熱い想いを表した言葉です。

 

 

 

  「地域ぐるみの子育てにつながってほしい。」担当者インタビュー

 

 

 

パンフレットの制作担当、こども未来課の課長補佐で保育士でもある小谷さんにお話をお聞きしました。

 

 

ピン!ト:

なぜ「みらい」を発行することになったのですか?

 

小谷:

高浜町の教育施策を紹介するパンフレット「まなび」がとてもわかりやすくて。「まなび」は、町や教育機関が行っている取り組みや支援制度の紹介、小中学校内での子どもたちの様子も写真で紹介されていて、いいなと思ったんです。

 


▼「まなび」についてはこちらの記事で


 

小谷:

高浜町では子育てに関するさまざまなサポートや取り組みに力を入れていますが、そういったことを子育て世代だけではなくて、いろんな世代の方に発信したいと思っていたので、パンフレットを発行することにしました。

 

 

ピン!ト:

子育てをしていない世代にも発信したいというのは、どういった理由からですか?

 

小谷:

高浜町では地域ぐるみの子育てを目指しています。そのためには、地域のさまざまな世代の人に「kurumu」や子育てに関する取り組みに関心を持ってもらって、子どもたちの成長を見守ったり、手助けしたりしてほしいと思っているんです。

 

 

 

 

 

小谷:

また、町外の人に向けて、高浜町独自の子育て支援や保育所・こども園の様子を発信できれば、移住定住にもつながると思っています。パンフレットにもありますが、高浜では関係機関との連携がスムーズに行えたり、地域の人がたくさん関わって子どもたちの成長をお手伝いしてくれたり、きめ細かい支援やサポートができています。これは小さな町だからこそ行えることだと思うんです。人口が多い都会ではなかなかできないと思いますので。

 

 

 

 

ピン!ト:

保育所やこども園の生活の中で、こんなにも地域の人との関わりがあるなんて、知らなかったです。

 

小谷:

乳幼児時期の原体験って、その後の人格形成にすごく影響すると思うんです。その大事な期間に、友達や先生と関わり、自然や地域の人と関わることで、『好き』や『やりたいこと』など、自分のなかの確固たるものが育まれていくと思います。乳幼時期の記憶は、大人になれば鮮明には残らないとは思いますが、「高浜で育ってよかった」という想いが、いつかUターンなどにつながればいいなという気持ちもあります。

 

 

 

 

ピン!ト:

どろんこになったり、スリッパを揃えたり、友達と協力したり。パンフレットを見て、子どもたちは遊びの中でいろんなことを学んで、成長しているんだなと感じました。

 

小谷:

保育は情緒的に語られがちで。なんとなく遊んでいる、そう思われている人も多いんです。でも、子どもたちは「遊び」の中からいろんなことを学んでいます。社会性や言語や数字などなど…たくさん。保育士はそういった小さな学びを見落とさないように “まなびを見とる目” を養って、子どもたちの成長を確認しながら適切な環境をつくっているので、子どもたちの力を伸ばすことができるんです。

 

 

ピン!ト:

そうだったんですね!保育所・こども園が小学校と連携する保幼小接続も、高浜町は特に力を入れていると書いてありますね。そういった保育士さんの取り組みや、保育における日々の工夫なども、もっと発信していきたいです。

 

小谷:

子どもたちが集団の中で一生懸命何かをやっているのって、ご家族でもあまり見る機会ががないので、今後ピン!トでも取材してもらって発信していきたいですね。

 

 

 

こども未来課について

 

高浜町では、国の目指す “こどもまんなか政策” をより具体的に推進するために、これまで取り組んできた出産前から育児を含めた「子ども・子育て」を包括的・一元的に推進する『こども未来課』を令和5年4月高浜町保健福祉センター1Fに創設しました。

 

 

ピン!ト:

「こども未来課」は具体的にどんなことができる場所ですか?

 

小谷:

児童手当や乳児医療の申請や受給、障害児福祉など手続関係はもちろん、不妊治療や、妊娠出産、子育てのことで困りごとがあれば、なんでもご相談いただけます。とりあえずここに来てもらえれば、なにか道がひらけてくると感じてもらえるといいかなと思います。たくさんの関係機関とも連携しているので、お繋ぎすることもできますし、いろんな提案もできるかと思います。

 

 

ピン!ト:

窓口がとても可愛らしいですよね!kurumuとの動線も良くて、気軽に相談に来られそうです。

 

小谷:

今は核家族も多いし、高浜町に親族がおられないご家庭も増えているので、こども未来課が高浜町での実家的役割になれるといいなと思っています。こども未来課も含めて、地域の人が見守ってくれていると感じながら、幸せな子育てができる町にしていきたいです。

 

 

▼こども未来課 一瀬課長(右)小谷課長補佐(左)

 

パンフレット「みらい」は、高浜町役場、保健福祉センターでご覧いただけます。また、公民館や図書館などにも設置予定ですので、見つけた際にはぜひ手に取ってご覧ください。

 

◆データ版(全ページ)はこちらから。

 

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