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地域を盛りあげる子どもたちの力【第1回】

「お魚いっぱいとれますように。」子どもたちの願いがこもった大漁旗が完成!

 

 

 

地域の未来を担う子どもたち。その想いや声は、大人の心を動かし、意欲を沸かせ、地域を盛りあげる強いパワーとなります。ピン!トでは、地域のために頑張る子どもたちの姿をクローズアップし、3回にわたってご紹介していこうと思います。

 

第1回は、この話題から。

町内4つの保育所の子どもたちが、豊漁と安全の願いを込めて、オリジナル大漁旗を作りました。

 

 

 

 

昨年、海の6次化施設「UMIKARA」がオープン。そして現在、高浜漁港も建設中です。この大漁旗づくりは、高浜の漁業のさらなる発展を願い、また子どもたちに漁師さんや漁業についてもっと知ってもらおうと企画されました。

 

 

 

 

オリジナル大漁旗を作ろう!

 

かっこいい大漁旗をつくるには、まず勉強から。内浦保育所では、先生が大漁旗についてお話をされていました。

 

「大漁旗とは、漁に出た船が、大漁を知らせるために掲げるは旗で、お祝いなどで贈り物にすることもあります。たくさんお魚がとれますように。安全に漁ができますように。願いを込めて作りましょう。」

 

 

 

 

先生の話を熱心に聞く子どもたち。

 

その後、下絵にそって色を塗っていきます。下絵のデザインは、高浜町のオリジナル絵本「はらぺこシジミ」の作者でもある、釣本さんが担当。保育所がある地区にちなんだモチーフと、お魚が描かれています。内浦保育所の旗には、ふぐや、内浦レモン、音海の大断崖が。

 

 

 

※写真提供:内浦保育所

 

 

1、2歳の小さな子も、筆をつかったり、指をつかったりして一生懸命塗っていきます。「ねこを塗りたい〜!」「太陽をやりたい〜!」みんな大きな塗り絵を楽しんでいる様子。

 

そして何日もかけて、完成したものがこちら!

 

 

 

 

とってもキレイに塗られていて、デザイン担当の釣本さんも感激!子どもたちも先生も、みんなで頑張りました。

高浜保育所、和田保育所、青郷保育所の子どもたちも、それぞれの絵を完成させました!そして、この絵をもとに大漁旗が製作されます。

 

 

 

漁師さんにプレゼント!

 

 

完成した大漁旗は、漁師さんを保育所に招いてプレゼント。「お魚いっぱいとってね!」声を合わせて元気よく渡せました。「いっぱいとってくるから、いっぱいお魚食べてね!」と漁師さんも子どもたちに答えます。

 

 

 

 

 

みんなも自分達が描いた絵が大きな旗になって嬉しそう。後日、漁師さんがこの旗を掲げて船を出してくれることになりました。

 

 

 

 

 

 

子どもたちの願いをのせて。出港!

 

 

高浜漁港で待っていると、船がやってきました!4つの大漁旗が元気にはためいています。

 

 

 

 

ひとつひとつ見ていきましょう!

青郷保育所は、タコに杜仲の葉と青葉山。吸盤も付け足して、可愛らしいタコが印象的。高浜保育所は、グジにハマナスの花、そして青葉山。ダイナミックで勢いのある旗になっています。和田保育所は、ブリに和田ビーチに葉積島。色数が多いのにもかかわらず、丁寧に塗られていますね。内浦保育所は、フグに内浦レモン、音海の大断崖。ムラなくキレイに仕上げてあります。

 

どの旗も一生懸命に塗られた筆あとが残っていて、子どもたちの願いがこもっている感じがします。

 

 

 

▼漁師の岩本さん、デザイン担当の釣本さんも感激

 

 

和田保育所の子どもたちは、近くの海で大漁旗を掲げた船を見ることができました。

 

「色塗ったやつだ!旗になってる!」と大はしゃぎ。漁師さんたちもその様子を見て嬉しそうに手を振っていました。

 

 

 

 

漁師さんたちも「こんなにいい旗を作ってもらったんやで、もっともっと頑張って魚をとらなあかんな!」とおっしゃっていました。

 

高浜町の子どもたちみんなで作った大漁旗。安全に船が帰ってきますように。たくさんお魚がとれますように。そんな子どもたちの願い通りになってほしいです。

 

 

 

 

この大漁旗は、UMIKARAの隣に新しくできる高浜漁港に飾られる予定です。また、現在工事中の漁港の外囲いにも4つの大漁旗の絵を展示していますので、足を止めてご覧になってくださいね。

 

 

 

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次回はこちらの記事でも紹介した「コドモノ明日研究所(コドモノアスケン)」のウニランプについて。お楽しみに!

 

 

 

 

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